脇役級の品詞たち
前回のページで名詞・動詞・形容詞・副詞のそれぞれの役割と、その見分け方を見てきました。
これらの4つはいわゆるメインキャラ。
この4人を巡って起きるストーリーがドラマになるような、主役級の4品詞です。
(もっと細かく言うと、名詞・動詞・形容詞の間に中立の副詞が立ち回るみたいな・・・まぁそれはいいか)
ただそのメインキャラ4品詞だけでは当然深みのあるドラマはできない(=複雑な文章は作れない)わけで、いいドラマにはいい脇役が必要ですよね。
英語も一緒で、メインキャラを支える脇役たちがいっぱいいます。
たくさんの脇役たちが存在しますが、その中でもひとまずよく見かける4つを紹介します。
- 前置詞
- 代名詞
- 接続詞
- 冠詞
これらは特にメインキャラの脇を固める名脇役級の品詞たち。
それぞれの役割を見ていきましょう。
前置詞
前置詞という名前はなかなか覚えづらいかもしれませんが、名詞の「前」に「置」いてその名詞に意味を付け足す単語(詞)です。
その意味は、方向性だったり状態だったり、場所だったり。
例えば in, at, on, before など・・・一般的に短いのが特徴ですね。
それぞれ意味があるので、イメージで覚えると分かりやすいです。
こちらの図がとても分かりやすいのでご紹介します。
代名詞
代名詞はその名の通り「名」詞の「代」わりに使われる単語(詞)です。
身近なところでは he, she, it などですね。
詳しくは大きく分けて5つの種類に分かれます。
- 人称代名詞 (I, my, me, he, she, it…etc.)
- 指示代名詞 (this, that, those…etc.)
- 不定代名詞 (one, some, any…etc.)
- 疑問代名詞 (what, which, where…etc.)
- 関係代名詞 (that, which, where…etc.)
が、今のところは難しいことは置いておいて、名詞の身代わりになる語と覚えておけばOKです。
もっと詳しく知りたい方は、こちらのページをご参考にどうぞ。
接続詞
接続詞もその名の通り、あるものとあるものを「接続」する単語(詞)です。
まずは大きく分けて2つの種類があることを頭においておけばOKです。
- 等位接続詞
- 従位接続詞
基本的には
単語と単語 or 句と句 or 文章と文章
など、同じ性質のものを繋げる、と覚えておけば大丈夫です。
等位接続詞では次のものをよく見るでしょう。
こちらは単語と単語や句と句を繋げることも多いですが、その場合は同じ種類(等位)になることを意識しておいてくださいね~。
(名詞 and 名詞、形容詞 or 形容詞など)
and | 〜と〜 |
or | しかし |
but | 〜か〜、〜または〜 |
so | だから |
従位接続詞では、事象+原因など、メインの文章(事象など)とそれを補助する文章(原因など)があり、その二つを繋げるときなどに用います。
どちらにしても 文章と文章 を繋げるので、そこは覚えておきましょう!
as | 〜だから、〜した時、〜するにつれて、〜のように |
as soon as | 〜したらすぐに、〜するや否や |
because | 〜だから |
If | もし〜なら |
while | 〜する間、〜する限り、〜とはいえ |
もっと詳しく知りたい方は、こちらのページが分かりやすく整理されていましたので、ご紹介。
冠詞
冠詞は名詞の前につくものなので、名詞の前につける「冠」単語(詞)と考えれば覚えやすいのではないでしょうか。主に
- a
- an
- the
のことです。
日本語では馴染みがないですが、英語ではこれをつけるかつけないかで意味が変わったり、つけないと意味をなさない場合もあるほど、重要な要素です。
それぞれ、
a/an | 不定冠詞と呼ばれ、名詞が特定されていない時に使います(「ある~」という意味) |
the | 定冠詞と呼ばれ、一回話題に出てきたものなど、名詞が特定されている場合に使います(「その~」という意味) |
なし | 無冠詞という、冠詞をつけない場合もあります |
この a, an, the =冠詞 ということを覚えておくと、TOEICの問題を解くときのヒントにもなるので、頭に入れておきましょう♪
脇役級品詞4選を覚えれば正しい解答に近づける!
これらの品詞4選を頭に入れておくことで、英語の文章がどのようにできているのか、TOEICの問題の時に選ぶべき単語はどれなのか、見つけやすくなるので、ぜひもう一度復習しておきましょう!