単語の品詞が見分けられるようになる!品詞の見分け方ヒント
さて、前回までで 品詞=その単語の役割 という話をしました。
ではどの単語がどの品詞なのか?
一つ一つ辞書を引いていくのがベストではありますが、
「そんな一つ一つ引いてたら日が暮れるわ!」
という気持ちがあるのも分かります(そりゃね)。
なので、今回はどの単語がどの品詞なのか、わかっちゃうヒントをお伝えします!
語尾に注目!
先に結論を言うと、語尾に注目!です。
実は英語って便利で、単語の中でも、途中まで一緒のものが多いのです。例えば
- specialty
- specialize
- special
- specially
最初の special までは全て共通していますよね。
これがいわゆる木で言うと幹の部分=「語幹」といいます。
そしてそれ以降の部分、~ty や ~lize などの部分が、木で言うと根っこの部分 = 「語尾」と言います。
単語は 「語幹」 と 「語尾」 でできているのです。
special + ty
「語幹」 「語尾」
そして、この語尾に注目すると、それぞれ
「○○で終われば名詞っぽい」
「××で終われば形容詞っぽい」
というのがあるのです。
なので、語尾に注目すれば「あ、これ名詞かもじゃん?」というのがわかるようになるんですね。
ちなみに上の4つのリスト、どれがどの品詞になるかわかりますか?
想像してみよう!
ずばりこの語尾があれば〇〇詞!(98%くらい)
例えば・・・
-ance | assistance (手伝い), maintenance (保守点検), distance (距離) |
-cy | policy (方針), emergency (緊急事態), accuracy (正確さ) |
-sion | decision (決定), extension (内線), vision (視覚) |
-tion | position (職), condition (状態), information (情報) |
-ty | community (共同体), safety (安全), opportunity (機会) |
-ness | business (会社), kindness (親切), fitness (健康) |
-ment | document (書類), movement (動き), management (経営) |
-sis | analysis (分析), thesis (学位論文), basis (基礎) |
-ee | employee (従業員), examinee (受験者), trainee (研修生) |
-fy | identify (~を明らかにする), notify (~を通知する), satisfy (~を満足させる) |
-ize | realize (~を認識する), organize (~を準備する), criticize (~を批判する) |
-en | broaden (~を広げる), darken (~を暗くする), sharpen (~を研ぐ) |
-ous | delicious (おいしい), serious (本気の), dangerous (危険な) |
-ble | available (利用可能な), possible (可能な), flexible (柔軟な) |
-ful | successful (成功している), careful (慎重な), peaceful (平和な) |
-cal | local (地元の), historical (歴史的な), physical (物質の) |
-cial | financial (財務の), special (特別な), social (社会的な) |
-nal | international (国際的な), seasonal (季節の), personal (個人の) |
-ive | native (出生地の), expensive (値段が高い), effective (競争力のある) |
-ly | usually (ふつうは), clearly (はっきりと), recently (最近) |
※ 副詞から ly を取ったら形容詞になる
recent 形容詞 + ly → recently (最近) = 副詞
※ ただし、語尾が-ly でも形容詞のものがあるので注意!
基本的に 名詞 + ly =形容詞
cost [費用] → costly [費用のかかる]
friend [友達] → friendly [ひとなつこい、友好的な]
like [好み] → likely [ありそうな]
day [日] → daily [毎日の]
最初の問題の答え合わせ
最初に挙げた例でいうと、それぞれ語尾で見事に品詞が分かりますね。
- specialty → 専門 【名詞】
- specialize → 専門化する 【動詞】
- special → 特別な 【形容詞】
- specially → 特別に 【副詞】
何度も繰り返し見ながら慣れていこう
これは慣れるまで何度も何度も見直した方がいいポイントです。
そして同時にTOEICの点数をアップする重要ポイント!
なんなら、TOEICの点数アップに直接関係してきます。
ですので、あれ?この語尾なんか怪しいけどどうだったっけ?と思ったら、その度にこのページに戻ってきてくださいね♪
それでは品詞の見分け方が分かったところで、次は英語の文章がどのように成り立っているかを見ていきましょう!