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基礎の基礎:品詞と5文型 <5文型編>

UnsplashのRomain Vignesが撮影した写真

ここまでは品詞について学んできました。
品詞トレーニングで、頻出品詞とその見分け方には慣れてきたのではないでしょうか?

TOEIC400点、特にリーディングセクション200点を確実にするための本ブログ。

リーディングセクション200点を確実に取るために押さえるべき2つのポイント、覚えていますか?

1つ目は今までトレーニングしてきた品詞
2つ目は・・・

5文型

です!

5文型はいらない、なんて声も聞きますが、私は超重要だと思っています!
なぜか?それは「英語の文章の構造がわかるようになる」からです。

目次

なぜ5文型を学ぶのか?

結論から言うと、「日本語と英語の言葉の構造が違う」から。

日本語には「て・に・を・は」があり、これを動詞と一緒に使うことで比較的自由に文章を作ることができます。例えば

  1. 私は日本酒を飲む
  2. 日本酒を私は飲む
  3. 日本酒を飲む

これらの文章はすべて、日本語では伝わりますよね。「私は」と「日本酒を」の語順が違っても、②の文章はビールではなく日本酒を飲むことを強調したいのかなぁと思うくらいです。そしてなんなら③のように主語がなくても通じたりしますよね。

ただ、これを英語の文章に変えると、まったく状況は変わってきます。(日本酒はここではsakeとします)

  1. I drink sake.
  2. Sake I drink.
  3. Sake drink

英語では①の文章しか通じず、②の文章は文法的には成り立ちません。もちろん、言いたいことは伝わりますが、通常の作文では通用しません。③に至ってはもっと分かってもらえないかも・・・。なぜなら、英語は「誰が」「何をするか」を必ず先に明確にしなければならないからです。

この日本語と英語の違いが、いわゆる「英語の考え方」とか「英語のロジック」と言われているものの一番最初の鍵ですね。もう、英語のルールだと思っちゃってください。英語には決まった語順がある、ということです。

この語順が文型というわけです。

なので、この語順のパターンを理解できると、文章の構造が分かってくる、ということです。

そして「文章の構造が分かるようになる」ということは、「誰」が「何」をした、などといった文章の「意味」「伝えたいこと」が分かるようになる、ということです。

つまりは、「英語の文章を読めるようになる」ために必要不可欠なのがこの5文型なんですね。

なんか、学校でやった気がするけど・・・というアナタ(←省略)、もう一度一緒に見てみましょう。

5文型=英語の文章の構造は5パターンしかない

実は、英語の構造ってとってもシンプルなの、知っていました?

なんなら日本語よりずっとシンプルかもしれない・・・なぜか?

それは、英語の文章を作るときの語順=パターンは限られたものしかないからです。

しかもその数、たったの5つ

それが、5文型と呼ばれているものです。

  • 第1文型  S + V
  • 第2文型  S + V + C
  • 第3文型  S + V + O
  • 第4文型  S + V + O + O
  • 第5文型  S + V + O + C

この5パターンです。

どんなに難しい文章でも、行きつくところはこの5パターンなんですね。
読解不可能に思える英字新聞の政治や経済の記事も、医学論文も、全てはこの5パターンを駆使して書かれています。複雑化しているのは色々な追加説明(修飾)がつくから。追加説明を取り除くと、5パターンが見えてきます。

ではこの5パターンを作っている S とか V とかは何か?というと、英語の文章を作る上で欠かせない材料である、「文章の構成要素」です。

この「文章の構成要素」は、ご覧のように S、V、C、O の4つ
この4つの要素を、上の5つのパターンの通りに当てはめたら、英語の文法的に正しいと言われる文章ができる、というわけです。

文章の構成要素4つ: S、V、C、O

ではこの4つの要素は何かというと・・・

S  →  主語

V  →  述語動詞

C  →  補語

O  →  目的語

学校で習ったこと、思い出してきたのでは?
それぞれ説明いたしましょう。

S主語文章の「~が」「~は」にあたる部分
V述語動詞文章の「~だ」「~する」の部分
C補語主語が「何」か、「どんな状態にあるもの」かを表す
O目的語「~を…する」「~に…する」の「~を」や「~に」の部分

これをそれぞれの文型のパターンに当てはめると・・・

第1文型   S  +  V
      主語 述語動詞

第2文型   S  +  V  +  C
      主語  述語動詞  補語

第3文型   S  +  V  +  O
      主語  述語動詞  目的語

第4文型   S  +  V  +  O  +  O 
      主語  述語動詞 目的語1 目的語2   

第5文型   S  +  V  +  O  +  C
      主語  述語動詞  目的語  補語

まとめ

TOEIC高得点を目指すには欠かせない土台となる基礎の基礎、品詞と5文型。

品詞に引き続き、5文型の必要性について説明してきました。

英語の文章はたったの5パターンなんですよ!

日本語の場合は、基本文型が3つという情報が多いです。英語より少ないじゃん!日本語の方が簡単じゃん!だましたな!と思うかもしれませんが、実のところ研究者によって見解が分かれるところですし、英語に比べてもっと複雑化するんです。

それに比べて英語の5文型は分かりやすくパターン化しているので、英語から遠い原語を母語とする日本人にとっては整理しやすいんですね。(ここで躓く人が多いのも事実ですが)
なので、英語を学ぶときにルールとして最初に学ぶことが多いのです。

つまりはこの5パターンに正しい役割の単語を当てはめていけば、文法的に正しい英語の文章を作ることができる、というわけなんです。

ゲームの大前提ルール、みたいなものですね。

次回は、この5文型をもう少し深堀りしていきましょう♪

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